オンラインゲーム

【概要】
 オンラインゲーム(ネットゲーム)とは、インターネットを使って遊ぶことのできるゲームで、パソコンやゲーム機、スマートフォン等を使って楽しむことができます。
 通常のゲームと違い、画面の向こう側にも実在する人間がいることから、様々なトラブルに巻き込まれる可能性があり、注意が必要です。

【よくあるトラブル】
〇 高額課金
 オンラインゲーム、特にソーシャルゲームでは、ゲーム内で使えるキャラクターやアイテムを運営会社にお金を支払うことで使用できるようになる要素(課金)があります。
 ゲーム内で使える強いキャラクターやアイテムが容易に手に入れられるため、際限なく課金をしてしまいがちです。
 決済方法についても、クレジットカード等でおこなっていると、請求が後日になるため高額の課金をしている実感が湧かないといった問題点があります。また、課金をするために、子供が保護者のクレジットカードを無断で使用してしまったというトラブルも発生していますので、注意が必要です。
 そのため、
 ・毎月の課金限度額を設定する。
 ・子供の年齢に応じて、スマートフォンやゲーム機器で利用できる機能の範囲を制限(ペアレンタルコントロールを設定)する。
 ・クレジットカードの保管、管理を徹底する。
といった対策が必要となってきます。

〇 RMT(リアル・マネー・トレード)
 オンラインゲームには、アカウント、レアなアイテムやキャラクター、ゲーム内通貨を現金やウェブマネー等で取引するRMTと呼ばれる行為があります。
 多くの場合は、運営の利用規約等で禁止されており、これに違反するとアカウントが停止されることもあります。また、高額のRMT取引では、詐欺行為が相当数発生していることから、注意が必要です。

〇 不正アクセス
 高レベルプレイヤーキャラのアカウントやレアなアイテムは、高額で取引されるため、フィッシングサイトへ誘導してID、パスワードを盗まれてアカウントを乗っ取られたり、アイテムを盗まれるといった被害も発生しています。
 これは、不正アクセス禁止法違反となる可能性がありますので、被害に遭われた場合は、最寄りの警察署へご相談ください。
 また、ID、パスワードは、盗用されることがないように適切に保管管理をしてください。

〇 ゲーム外のトラブル
 ゲームの自己紹介欄に年齢が10代だと記載されていても、その真偽については分かりません。
 そのため、プレイヤーと実際に会うことになり、待ち合わせ場所にイメージと全く異なる人物が現れ、犯罪に巻き込まれてしまうケースもありますので、十分注意が必要です。

 オンラインゲームはお互いの顔が見えないため、気が大きくなりトラブルに発展することがありますので、画面の向こう側にも、実在する人間がいることを忘れずにマナーを守って楽しく遊びましょう。
お問い合わせ
千葉県警察本部 サイバー犯罪対策課  電話番号:043-201-0110 (警察本部代表)