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高齢者の交通事故を防ぐために

千葉県内の高齢者(65歳以上)人口は、平成23年4月1日現在で約131万人となり、総人口約628万人に占める割合(高齢化率)は、約21パーセントと全国平均の約23パーセントを下回っております。
しかし、今後は県内の年齢構成上、全国平均を上回るペースで高齢化が進み、平成27年には約26パーセントと4人に1人が高齢者になることが予測されています。
このような情勢の中、平成23年における県内の高齢者が関係する交通事故は、死者数が過去5年間で最も少なくなり、発生件数と負傷者数についても減少傾向にありますが、今後の高齢化の進展により、高齢者が関係する交通事故の増加が懸念されております。
高齢者が関係する交通事故を防止するため、県民の皆さん一人一人のご協力をお願いします。
1  高齢者の交通事故発生状況
(1)高齢者が関係する交通事故の発生状況
過去5年間における、高齢者が関係する交通事故の発生件数、死者数、負傷者数は、いずれも増減を繰り返していますが、全体的には減少傾向にあります。
高齢者が関係する交通事故発生状況グラフ
注:発生件数は、第1当事者・第2当事者のいずれかが高齢者であった事故の件数で、いずれも高齢者であった場合は、1件としています。

(2)全死者数と高齢死者数の推移
過去5年間における全死者数は、年々減少している一方、高齢死者数は、増減を繰り返し、平成23年には最も少なくなりましたが、その割合は約4割を占め、依然として高率となっています。
全死者数と高齢死者数の推移グラフ

(3)高齢者の状態別死者数の推移
歩行中の死者が最も多く、例年、高い割合を占めています。
次に多い自転車の死者数は、平成22年までほぼ横ばい状態で推移していましたが、平成23年は約半数に減少しました。
状況別死者数の推移グラフ
注:平成23年の自転車乗車中死者数11人には、一輪車を押していた方(1人)が含まれています。

(4)高齢ドライバーによる交通事故発生状況
全事故件数は、平成20年から4年連続で減少しているのに対し、高齢ドライバーによる事故件数はほぼ横ばい状態にあります。
高齢ドライバーによる交通事故発生状況グラフ
注:平成19年の全事故件数、高齢ドライバーによる事故件数を基準指数「100」としています。
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2  高齢者の皆さんへ
高齢化が進み、交通事故により高齢者の方が多くの尊い命を亡くされています。特に、交通安全教育を受ける機会の少ない方が、自宅から500メートル以内で、道路を横断中に、被害に遭う交通事故が大変多くなっています。
いつもの道、いつもの所だからと油断することなく、一歩でも家の外に出たら、車の動きに十分注意し、道路を横断するときは、一旦止まって車が来ないことを確かめてから横断するなどの自分の身を守るための注意が必要です。
また、70歳以上の高齢ドライバーの方は高齢運転者標識(高齢運転者マーク)を付けて安全運転を心掛けましょう。個人差があるとはいえ、誰もが年齢を重ねるごとに、身体機能及び視力、聴力の低下や運動能力の衰えは避けて通れません。
このことをしっかりと認識して、今まで以上に交通安全への配慮をお願いします。
歩行者の方へ
  • 通り慣れた道でも油断をせずに、外出したら車に十分注意しましょう。
  • 正しい場所(歩道・路側帯・道路の右側)を歩きましょう。
正しく横断歩道を渡りましょう
  • 遠回りでも信号機のある場所や横断歩道を渡りましょう。
  • 斜め横断はやめましょう。
  • 横断中は、青信号でも車の動きに注意しましょう。
まだ大丈夫はもう危ない
  • 道路を横断するときは、一旦止まって左右の安全を確認し、特に横断の後半は左側からの車に気をつけて渡りましょう。
  • 車の運転手の中には、歩行者がいることに気が付いていない場合があります。「車が止まってくれるだろう。」と思い込むのは大変危険です。
  • 渋滞で停止している車の間からの道路横断は、車の運転手から発見されにくいため、大変危険です。
明るい服と反射材を身にをつけましょう。
  • 早朝や夕方、夜間の外出には、明るい服装を心掛け、反射材を身に付けましょう。
  • 反射材には、シール・キーホルダー・たすき・帽子・手提げバッグなど、日用品として使用できるものも多くあります。
  • 反射材は、100円ショップ、ホームセンター等で気軽に買うことができます。
自転車を利用される方へ
自転車を利用される方へ
  • 法律上は自転車も車です。
  • 車道では左側を、自転車の通れる歩道では車道寄りを走りましょう。
  • 70歳以上の方等は、歩道を通行することができますが、歩行者への思いやりを忘れずに。
  • 信号を見落とさないように十分注意し、赤信号では必ず止まりましょう。
一時停止は必ず守る
一時停止は必ず守る
  • 一時停止場所では、確実に止まって安全確認をしましょう。
  • 正しい方法で安全に右折・左折をしましょう。
  • 急な進路変更は、車の運転手が予測できず、大きな事故につながります。後ろから車が来ていないか、しっかり確認しましょう。
反射材で目立つ工夫をしましょう。
  • 夜間、自転車に乗るときは、明るい服装を心掛け、反射材を着用しましょう。
  • 早朝や夕方、夜間は早めにライトを点灯しましょう。
  • ブレーキなどの点検も忘れずに行いましょう。
車両に同乗される方へ
  • 乗るとき降りるときには、ドアを開ける前に周囲の安全を確かめましょう。
車に乗ったら必ずシートベルトを正しく着用しましょう。
  • 助手席はもちろん、後部座席でも必ずシートベルトを正しく装着しましょう。
  • 降りた車の直前や直後からの道路横断は、車の陰で見えづらくなり大変危険です。
高齢ドライバーの方へ
  • 加齢による身体機能の低下があるとの認識を持ちましょう!
・ 動体視力、深視力などの視覚機能等の【認知能力】
・ 交通状況を瞬時に的確に判断する【適応判断能力】
・ 必要な動作・操作を瞬時に選択・実行する【反応能力】
などは、誰でも確実に低下していきます。
加齢による身体機能の低下があるとの認識を!
  • 高齢ドライバーの方は、交通安全講習会・実技研修・運転適性検査等を積極的に活用して、機会があるたびに自分の身体能力をチェックし、運動能力等の低下があれば、それらをカバーできる行動を心掛けましょう。
運転に自信がなくなった時は、運転免許の自主返納も考えましょう。
  • 運転に自信がなくなった時は、運転免許の自主返納も考えましょう。
  • 運転免許を返納した方は、路線バス運転の割引等の特典を受けることができます。
    (運転免許自主返納者への優遇措置一覧についてはこちら)
高齢運転者標識とシートベルトを装着、安全な速度での運転をお願いします。
  • 70歳以上のドライバーの方は、車に高齢運転者マークを付け、シートベルトを確実に装着し、目を動かすだけでなく、顔を向けたり体を使っての安全確認と安全な速度での運転をお願いします。
  • 同乗される方にも、確実にシートベルトを装着させてください。
早めのライトの点灯と、より安全な速度での運転をしましょう。
  • 夜間の運転は、距離感や速度感がつかみにくく、歩行者や自転車、標識などの見落としや誤った判断が多くなります。早めのライトの点灯と、より安全な速度での運転を心掛けましょう。
後ろからの車両には特に注意が必要です。
  • いつもの道だから大丈夫だと思わずに、安全は自分の目で確認しましょう。
  • 左右の道路からの車両、左折するときの巻き込みには、特に注意が必要です。
みんなの手で安全を守りましょう!
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3  ドライバーの皆さんへ
道路を横断中に、交通事故に遭われる高齢者の方が増えています。高齢者の方は、歩行の速度が遅くなり、走行してくる車両の速度や、車両との距離の判断を誤って横断する傾向があります。
横断歩道がある場所はもちろんですが、歩行者の横断が禁止されている道路や歩行者用信号が赤信号でも、横断してくる高齢歩行者等がいることを忘れず、減速や一時停止をするなど、高齢者の方の動きに対応できる安全な運転を心掛けましょう。
また、高齢運転者マークを付けた車両に対する幅寄せや割り込みは、法律で禁止されています。高齢ドライバーの方への思いやりを持った運転をお願いします。
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4  ご家族やご近所の皆さんへ
高齢者の交通死亡事故は、自宅近くで、朝夕の散歩や通院、買物などで外出中、夕暮れ時から夜間にかけて多く発生しています。
身近な高齢者の方に、
  • 外出したら、車や自転車に気をつける。
  • 特に、道路を横断するときには十分な安全確認をする。
  • 早朝や夕方、夜間の外出時には反射材を身に付ける。
など、声掛けをお願いします。
また、高齢者の方が車両を運転するときにも、皆さんから、ワンポイントアドバイスをしていただくなど、交通安全にご協力をお願いします。
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