交番・駐在所では、パトロールや巡回連絡などの様々な活動を通じて、管轄する地域の実態や地域住民の要望に応える活動を展開しています。また、昼夜を分かたず常に警戒体制を保ち、様々な警察事象に即応する活動を行うことにより、地域住民の安全と安心のよりどころとなり、県民の身近な不安を解消する機能を果たしています。

なお、令和6年4月1日現在、県内に交番は243か所、駐在所は245か所設置されています。

パトロール、立番等

パトロール
パトロール

パトロール

地域警察官は、パトロールを強化してほしいという県民からの要望に応え、事件・事故の発生を未然に防ぐとともに、犯罪を検挙するため、犯罪の多発する時間帯・地域に重点を置いたパトロールを行なっています。パトロールに当たっては、不審な者に対する職務質問、危険箇所の把握、犯罪多発地域の家庭や事業所に対する防犯指導、パトロールカードによる情報提供などを行なっています。

立番等による警戒
立番

立番

地域警察官は、交番などの施設の外に立って警戒に当たる立番を行なっています。また、駅、交通要点などの人が多く集まる場所や、犯罪が多発している場所においては、一定の時間立って警戒する駐留警戒を実施しているほか、通学路や公園などにおいては、子どもを犯罪から守るための「見守り活動」を実施しています。

交番相談員の活用

交番相談員は、警察官の身分を有しない職員であり、住民からの各種相談の受理、遺失・拾得届の受理、被害届の代書及び預かり、事件・事故発生時の警察官への連絡、地理案内、交番の前における住民とのふれあい活動、通学路などにおける子どもの見守り活動などの業務に従事しており、その多くは、経験や知識を有する退職警察官です。

なお、令和6年4月1日現在、県内の各交番に377人の交番相談員を配置しています。

地域住民と連携した活動

巡回連絡
巡回連絡

巡回連絡

地域警察官は、担当する地域の家庭、事業所などを訪問し、犯罪の予防、災害事故の防止など住民の安全で平穏な生活を確保するために必要な事項の指導・連絡や、住民からの意見・要望などの聴取を行なう巡回連絡を実施しています。

情報発信活動

地域警察官は、様々な活動を通じて、地域住民に対し管轄区域の事件・事故の発生状況や、その防止策などの身近な情報を伝えています。例えば、管轄区域でひったくりが多発した場合に、発生地域や注意事項などを記載した「交番速報」を作成し、自治会の掲示板のような地域住民の目に触れやすい場所などへ掲示したり、地域の身近な出来事や事件・事故の発生状況を記した「ミニ広報紙」を作成し、自治会を通じた回覧などを行なっています。

交番機能の強化

交番は、地域住民の安全と安心のよりどころとなっていますが、パトロールや事件・事故対応などのため、警察官が一時的に不在となってしまう時間帯もあり、交番相談員を配置するなどして補完しています。

また、移動交番の開設など、地域の安全・安心を守る取組を継続的に実施しています。

 

お問い合わせ
千葉県警察本部 地域課  電話番号:043-201-0110 (警察本部代表)