フリーマーケットとネットオークション
【概要】
インターネットにおける個人売買といえば、かつてはネットオークションが有名でしたが、近年のスマートフォン等の普及により、最近ではフリーマーケットサイト(以下「フリマ」という。)を使った取引が一般化してきました。フリマとネットオークションは、価格の設定方法に違いがあり、フリマは出品時に設定した価格が即落札価格となっており、ネットオークションのような落札価格まで競り合うなどのプロセスを省略でき、短時間に売買が成立する手軽さが特徴です。
【フリマ利用時のトラブルと対応】
最近は、受取評価の後に代金を支払うシステムを採用したサイトが多いため、商品が届かない、料金が支払われないといったトラブルより、評価に関するトラブルが多くなっているようです。また、自身が作った独自の取引ルールを取引相手に押しつけることによるトラブルから誹謗中傷へと発展していくケースもあります。
こうしたトラブルに巻き込まれないために、
・評価の低い相手とは取引をしない。
・あまりに安い価格設定の商品の売買は避ける。
・一般的でないルールを求めてくる相手とは取引をしない。
・万一、トラブルが発生した時のことを考えて、補償制度のあるサイトを利用する。
等の注意が必要です。
【利用時に留意すべきこと】
フリマ、ネットオークションに限らず、インターネットショッピングの多くは取引する相手の姿、商品の現物確認ができません。
相手が信用できるか否かは、簡単に分かるものではありませんが、「今までだまされなかったから、これからもだまされない。」という保証はどこにもありません。
そのため、インターネットを利用した取引は、取引する相手、商品の状態などに十分な注意を払いましょう。