よくある相談事例

① インターネットで注文した商品が届かない又は写真と違う商品が届いたときは
② 実在するインターネット・ショップ、銀行、個人売買サイトを装ったメールが届いたときは
③ SNSで誹謗中傷を受けたときは
④ 身に覚えのないインターネットバンキングの取引があるときは
⑤ SNSのアカウントが乗っ取られたときは
⑥ ショッピングで付与されたポイントを勝手に使われてしまったときは
⑦ インターネットで個人情報がさらされたときは  

① インターネットで注文した商品が届かない又は写真と違う商品が届いたときは

 インターネットを利用した通信販売・オークション等では、お金をだまし取ろうとする人がいます。

 そのため、このような状況が起きてしまった場合は、
 ・メール、電話(自宅の電話)、郵送等のあらゆる手段で督促する
 ・取引相手とやりとりしたメールの内容や出品サイトの画面、代金振込の控え等の証拠を保管する
 ・オークション事業者に不審な取引として連絡をする
 ・最寄りの警察署等へ相談する
などの対応をとってください。

 また、インターネットを利用して購入を検討する際は、
 ・出品者に商品の詳細や送付方法、支払方法がどうなっているかよく確認する
 ・取引相手の住所、氏名、連絡先を必ず確認する
 ・出品元のサイトが出品者の評価を提示している場合は、過去の評価等を確認する
など、危険性の高い出品者との取引は避けてください。
 

② 実在するインターネット・ショップ、銀行、個人売買サイトを装ったメールが届いたときは

 実在するインターネット・ショップ、銀行、個人売買サイトを装ったメールが増えています。これらのメールにあるリンクをクリックすると、コンピュータ・ウイルスが仕込まれた危険なサイトへ誘導されたり、添付ファイルを開くと、コンピュータ・ウイルスに感染してしまうこともあります。
 また、インターネットバンキング関連のメールでは、偽のインターネットバンキングのサイトへ誘導し、アカウント名やパスワードの入力を求められ、不正送金の被害に遭う可能性も高いので十分注意が必要です。
 このような実在する会社等のメールが届いても、不用意に
 ・文中のリンクはクリックしない
 ・添付ファイルを開かない
 ・メールに表示された連絡先に返信したり、電話をかけない
ようにしてください。真偽の分からない内容であれば、文中のリンクではなく、検索サイトやブックマークからそのサイトに行くようにしてください。
 

③ SNSで誹謗中傷を受けたときは

 SNSの中でひどい悪口を言われたり、事実でないことを言いふらされたりした場合、まず、その掲載内容をスナップショット等で保存しておいてください。
 誹謗中傷は、SNSの利用規約違反であることも多いので、その場合、まずSNS内にある通報フォーム等を使って、SNS運営者に対し、発言の削除、アカウントの一時停止等の対応を求めることができます。
 また、名誉毀損や業務妨害等の犯罪に該当する場合もあります。相手方を処罰してもらいたい場合は、前記スナップショット等で記録した掲載内容を持参の上、最寄りの警察署にご相談ください。
 なお、誹謗中傷等に対し、感情的な応戦をすると、延々と続く罵り合いや果てしない感情的なやりとりへと発展し、大変なストレスとなることも考えられますので、しばらく静観するなど、冷静な対応が必要です。
 

④ 身に覚えのないインターネットバンキングの取引があるときは

 インターネットバンキングは、各金融機関が設置しているインターネット上における取引サービスですが、これを悪用した不正送金被害に遭った可能性があります。
 まずは、これ以上の悪用をされないように金融機関へ連絡し、被害確認とインターネットバンキングサービスの停止をしてから、最寄りの警察署に相談してください。

 金融機関を装ったフィッシングサイト(偽のログインサイト)へ誘導するためのメールやショートメッセージ(SMS)が多数確認されています。
 被害に遭わないために、次の2点に注意してください。
 ・インターネットバンキングにログインするときは、金融機関の公式アプリ又は公式サイトをブックマークに登録してアクセスする。
 ・メールやショートメッセージに記載されたリンクからアクセスしたサイトに、ID、パスワードなどを入力しない。
 

⑤ SNSのアカウントが乗っ取られたときは

 アカウントが乗っ取られると、ログインパスワードが変更され、
 ・SNSにログインできなくなる
 ・自分になりすまされる
などの被害が予想されます。
 アカウントが乗っ取られた旨を速やかにSNSを提供する企業に連絡して被害の拡大防止を図る必要があります。
 また、大切な人にはSNS以外の方法で、自分のアカウントが乗っ取られていることを伝え、誤解されないようにしましょう。

 アカウントが乗っ取られる要因として考えられることは、
 ・他のサービスからログイン情報が漏れた
 ・知人や家族などになりすましてログイン情報を聞き出された
 ・不用意にアプリ連携機能を使用し、自分のSNSアカウントと不正アプリを連携した
などが挙げられます。特に、アプリの連携による被害は、注意を払えば防げるものなので、よく分からないアプリを連携しないようにしましょう。
 

⑥ ショッピングで付与されたポイントを勝手に使われてしまったときは

 ショッピングで付与されるポイントサービスは、利用者のアカウントごとに管理されているものが数多くあります。
 このようにアカウント管理されたポイントが勝手に使用された場合は、そのアカウントが乗っ取られて第三者に不正利用された可能性がありますので、サービス管理者に確認の上、アカウントを停止する措置をとってください。
 また、相手を処罰するためには、今までのメールのやりとりやログイン履歴を印字したものなどが必要になりますので、最寄りの警察署にご相談ください。
 

⑦ インターネットで個人情報がさらされたときは

 SNSや掲示板に自分の名前、住所、電話番号等の個人情報がさらされたときには、SNS運営者や掲示板の管理者に削除や掲載の停止などについて依頼又は相談してください。個人情報等をさらされたことにより、社会的評価が害されたなど名誉毀損の被害を届け出る場合には、証拠として残すために、スナップショットなどで保存し、最寄りの警察署に相談してください。
お問い合わせ
千葉県警察本部 サイバー犯罪対策課  電話番号:043-201-0110 (警察本部代表)