自動車ヤード総合対策

千葉県には、全国で最も多い約720か所のヤードが存在しており、その一部のヤードでは、盗難自動車の保管・解体のほか、不正輸出の拠点、不法滞在外国人等の稼働・い集場所等として利用されている実態がみられます。
 このような実態を放置すれば、犯罪の温床や治安上の問題となり得ることから、県警では関係機関等と連携して、自動車ヤード等の実態を把握するとともに、不法ヤードに対しては、各種法令を適用した検挙・解体を徹底するほか、県等関係機関と連携を図り、不法ヤードを生まない環境づくりを推進しております。


【作業員宿舎と鉄板等で囲まれたヤード】

自動車ヤードとは

「周囲が鉄壁等で囲まれた作業場等であって、海外への輸出等を目的として、自動車の保管・解体、コンテナ詰め等の作業のために使用していると認められる施設」をいいます。

自動車ヤード総合対策

1 立入りによる実態解明

自動車ヤードにおける犯罪予防等を目的として、定期的に立入りを実施し、自動車ヤード経営者等が「使用済自動車の再資源化等に関する法律」に基づく解体業の許可等を取得しているか、自動車ヤード内に盗難自動車等が保管されていないかなど、各種法令を遵守し、適正に業務を行なっているか否かの調査を実施しています。

【自動車ヤードの立入りを実施している状況】
2 不法ヤードに対する取締り

盗難自動車の保管、使用済自動車の無許可解体や不法滞在外国人の稼働等の違法行為を認知した場合には、各種法令を適用した取締りを実施しています。

【解体された盗難自動車の状況】

【エンジン等の廃油による土壌汚染】

3 地権者対策
 違法行為や不適正な業務を行なっている自動車ヤードの地権者等に対し、不法ヤードの違法性や有害性について認識させ、不法ヤードの解体に向けた働き掛けを実施しております。
4 関係機関等との連携及び不法ヤードを生まない環境づくりの推進

県、各自治体、出入国在留管理庁及び税関などの関係機関と情報交換や自動車ヤードへの合同立入り、更には不法ヤードを生まない環境づくりのための広報・啓発に取り組んでいます。

港のコンテナ内から発見された盗難車両の画像

【港のコンテナ内から発見された盗難車両】

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お問い合わせ
千葉県警察本部 国際捜査課  電話番号:043-201-0110 (警察本部代表)