令和6年中における交通人身事故の発生状況について

【令和6年中の交通人身事故概要】
・ 交通人身事故件数:12,587件(前年比-977件)
・ 死者数:131人(同+4人)【内訳:子供2人、若者7人、その他54人、高齢者68人】
・ 負傷者数:14,963人(同-1,296人) うち重傷者数:1,472人(同-104人)
【主な特徴】
・ 死者数のうち、高齢者が68人で約5割を占めている(資料1-2)。
・ 75歳以上の高齢運転者による死亡事故は、75歳未満の約2.5倍と増加傾向にある(資料2)。
・ 飲酒運転の死亡事故率は、飲酒なしの場合と比べ約5.6倍高くなっている(資料3)。
・ 携帯電話等使用時の死亡事故率は不使用時の約1.2倍であり、年齢層別では20歳代から30歳代が全体の約5割を占めている(資料4)。
・ チャイルドシート使用率は着用が義務付けられている各年齢層でそれぞれ約8割となっている(資料5)。
・ 歩行中死者は65歳未満が増加し、昼夜別では夜間が増加している(資料6)。
・ 自転車乗用中死者のうち65歳以上が約6割を占めている(資料7)。
・ 飲酒運転自転車関連死亡・重傷事故は、近年は横ばいで推移しており、年齢層別では50歳代が最多となっている(資料7-2)。
・ 携帯電話等使用自転車関連死亡・重傷事故は年間0~2件で推移し、年齢層別では19歳以下と20歳代で全体の約8割を占めている(資料7-3)。
【飲酒運転詳細分】
・ 発生時間帯で見ると、21時台と明け方の時間帯(4時台から6時台)に多く発生しており、死亡事故は5件中4件が夜間帯に発生している(平成27年から令和5年の平均でも、21時台が最多)(資料8)。
・ 運転者の年齢層は、20歳代が最多となっており、次いで50歳代が多くなっている(資料8-2)。
・ 飲酒先は、飲食店が全体の約5割を占めている。(資料8-3)。
・ 運転の目的別では、飲食と買物、通勤・退社で半数以上を占めている(資料8-3)。
・ 飲酒終了から、1時間から2時間経過後に運転を開始している者が約3割を占めている(資料8-4)。
・ 運転開始場所は、飲食店駐車場、自宅駐車場及びコインパーキングで全体の約6割を占めている(資料8-4)。
注1:「死亡」とは、交通事故発生から24時間以内に当事者が亡くなった事故をいう。
2:「重傷者」とは、交通事故により負傷したものであって、1か月(30日)以上の治療を要する者をいう(医師の診断を基準としている。)。
3:「子供」とは、中学生までの者、「若者」とは、15歳以上24歳以下(中学生を除く。)の者、「その他」とは、25歳以上64歳以下の者、「高齢者」とは、65歳以上の者をいう。
4:「飲酒運転による人身事故」とは、原付以上の運転者(自動車、自動二輪車及び原動機付自転車)が飲酒運転で第1当事者となった死傷事故をいう。
5:数値は、単位未満で四捨五入してあるため、合計等が内訳の数値と一致しない場合がある。
















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