設置の趣旨

交通事故を抑止するためには、交通事故原因を科学的、総合的に調査分析し、これを施策に反映することが重要であることから、警察が調査・収集した事故分析資料に基づき、交通社会学、交通工学及び救急医療等の専門的見地から総合的な交通事故防止対策を検討・提言する組織として、平成14年5月14日に学識経験者や関係機関等で構成する委員会が設置されました。

活動概要

  • あらかじめ研究テーマを選定し、調査・分析資料等の活用により事故原因の究明を行なう。
  • 検討結果に基づく効果的な事故防止対策の樹立。
  • おおむね年度ごとに3回の全体会議を開催し、各年度末に提言をまとめる。

構成委員

委員は、有識者委員、関係機関・団体委員及び警察委員とし、有識者委員は交通社会学、自動車工学、医学等の専門分野から本部長が委嘱し、関係機関・団体委員及び警察委員は別表に掲げる職にある者を充て、現在、有識者委員4名、関係機関・団体委員10名、警察委員5名の合計19名で構成されています。

別表について、詳しくはこちら(PDF形式:90KB)

実施状況

令和3年度

第1回目
開催日
令和3年10月13日
出席者
有識者委員4名、関係機関・団体委員10名、警察委員5名
有識者発表
本村委員
 「平成31年・令和元年交通事故死亡事例調査」について
小早川委員
 「住民・大学・行政が協働した生活道路の交通安全対策」について
木内委員
 「緊急走行時の救急車の交通事故例」について
事務局発表
「令和3年9月末現在における交通事故発生状況」等について
第2回目(書面開催)
開催月
令和4年2月
参加者
有識者委員4名、関係機関・団体委員10名、警察委員5名
有識者報告
本村委員
 「平成31年・令和元年交通事故死亡事例調査報告書」について
木内委員
 「千葉北総病院のラピッドカーが出動した交通事故例調査結果」について
事務局発表
「令和3年中における交通事故発生状況」について
「令和4年度交通事故調査委員会研究テーマの選定」について
 

令和2年度

第1回目
開催日
令和2年9月30日
出席者
有識者委員3名、関係機関・団体委員3名、警察委員2名
(新型コロナウイルス感染症拡大防止対策のため、参加人数を縮小)
有識者発表
松本委員
 「平成30年交通事故死亡事例検証結果報告」について
木内委員
 「千葉県M-MOCSの効果分析手法の検討」-中間報告-について
事務局発表
「令和2年8月末現在における交通事故発生状況」等について
第2回目(書面開催)
開催月
令和3年3月
参加者
有識者委員4名、関係機関・団体委員10名、警察委員5名
有識者報告
松本委員
 「平成30年交通事故死亡事例検証結果報告」について
木内委員
 「千葉県M-MOCSの効果分析手法の検討」-中間報告-について
小菅氏
 「高齢者講習のデータを活用した高齢運転者の調査研究」について
事務局報告
「令和2年における交通事故発生状況」について

令和元年度
開催日
令和2年2月26日
出席者
有識者委員4名、関係機関・団体委員9名、警察委員5名
有識者発表
松本委員
 「平成29年交通事故死亡事例調査報告書」について
木内委員
 「千葉県M-MOCSの効果分析手法の検討」について
小菅氏
 「高齢者講習のデータを活用した高齢運転者の調査研究」について
 
平成30年度
第1回目
開催日
平成30年7月10日
出席者
有識者委員4名、関係機関・団体委員9名、警察委員5名
議題
平成30年度研究テーマの選定
「通学路の交通事故防止対策」
 通学路の交通事故防止対策については平成24年全国での痛ましい事故の連続発生を受け、国レベルでの通学路の緊急点検の実施など、 警察を始めとする関係機関等による各種安全対策が進められてきたところですが、その後も同様の事故が後をたたず、更なる安全対策の検討が強く求められています。
 そこで、県内の児童の交通事故、特に通学路等での事故発生状況等を調査・分析する とともに、これまでに実施した通学路の安全対策を検証し、道路環境や交通実態に応じた、より効果的な安全対策を推進して通学児童の安全を確保するために、本年の研究テーマとして検討するものであります。
有識者発表
松本委員
 「平成28年交通事故死亡事例調査・速報」について
 「外傷センター設置のための具体的モデルの提案」について
木下委員
 「後退四輪車により、歩行者、自転車乗員、二輪車乗員が死傷した事故の分析」について
第2回目
開催日
平成30年12月10日
出席者
有識者委員4名、関係機関・団体委員9名、警察委員5名
研究テーマ
通学路の交通事故防止対策
有識者発表
松本委員
 「平成28年交通事故死亡事例調査・速報」について
木下委員
 「衝突被害軽減ブレーキ(AEB)による追突事故低減効果分析」について
第3回目
開催日
平成31年3月7日
出席者
有識者委員5名、関係機関・団体委員7名、警察委員5名
研究テーマ
通学路の交通事故防止対策
有識者発表
松本委員
 「平成28年交通事故死亡事例調査報告書」について
木下委員
 「AEB効果分析に関する追加分析」について
提言
交通事故抑止に関する提言(PDF形式:3MB)

交通死亡事故事例検証部会

交通事故による死者を減少させるためには、救急救命士の現場処置等を含めた救急医療体制の更なる整備が不可欠です。そのため、交通事故調査委員会の下部組織として、平成16年より交通死亡事故事例検証部会を設置し、交通死亡事故事例を対象に、県内3次救急医療関係者による検証を行なっています。

  • 目的

    警察、消防、医療機関合同により、救急隊による処置から病院診療に至る、現場処置・搬送・医療機関等の外傷システム全般について調査・検証を行ない、交通事故による死亡の原因を特定し、受傷から死亡に至る時間経過を明らかにすることを通じて、救急医療体制の更なる整備を図る。

  • 調査報告
    平成31年・令和元年 交通事故死亡事例調査報告書(PDF形式:1.60MB)
お問い合わせ
千葉県警察本部 交通総務課  電話番号:043-201-0110 (警察本部代表)