自動車の盗難事件が多発しています

千葉県では依然として自動車の盗難事件が多く発生しています。皆さんも大切な愛車を守るため、しっかりと自動車の防犯対策をしましょう。

自動車盗難防止デジタルコンテンツ

損保協会と協働し、自動車盗難防止デジタルコンテンツを作成しました。
お持ちのデジタルサイネージやモニターで放映する際は、こちらからダウンロードしてください。

 

 

自動車の防犯対策

1 車を降りるときは、必ず施錠しましょう。

たとえ数十秒の短い時間でも、車を降りる前に必ず窓を閉めて、ドアロックをしましょう。

駐車するときは必ずエンジンキーを抜き、施錠しましょう。
2 イモビライザ(注釈1)を装着しましょう。

イモビライザは自動車の盗難防止の機能が高く、効果的な防犯機器として期待できます。

最近ではイモビライザを標準装備した車種やオプション装備できる車種が増えており、後付けできるタイプの商品も市販されています。

イモビライザ

(注釈1)イモビライザとは電子式移動ロック装置のことで、エンジンキーのIDコードと車両本体のIDコードが一致しない複製したキーや直結では、エンジンがかからない仕組みとなっています。

3 盗難防止機器を活用しましょう。

イモビライザ以外にも様々な自動車盗難防止機器類が販売されています。

こうした機器を適切に使用することで盗難防止の効果は高まります。

 ・センサー式警報装置

ガラスの破壊や不正な振動やドアの開閉を感知し、警報を鳴らして犯人を威嚇するものや、無線で離れた場所にいる所有者に異常を知らせるものなどがあります。

センサー式警報装置  
・バー式ハンドルロック
 
ハンドル、シフトレバー、ブレーキなどを鍵が付いた金属製のバーで物理的に固定し、操作できないようにするものです。
バー式ハンドルロック
・位置情報検索装置
 
車両にGPS等を利用した小型発信機を装備し、盗難自動車の現在位置を特定、追跡することができます。最新のものでは、警備会社の遠隔操作により、強制的にエンジンをストップできるタイプもあります。
位置情報検索装置
・タイヤガード
 
自動車のタイヤに取り付けることで、自動車本体や自動車パーツ(アルミホイール、タイヤ)の盗難を防止します。幅広い車種のタイヤの幅や外径に合わせて簡単に取り付けることができます。
 
タイヤガード
 
・車カバー
 
車にカバーをつけることで、外見から車種が特定されにくくなるため、犯人に狙われる危険性が低くなります。
 
4 防犯に配慮した駐車場を選択しましょう。

 しっかりした防犯対策が取れている駐車場を選びましょう。
  • 月極等の契約駐車場の場合
    • 照明が設置され、深夜でも明るい
    • 見通しの良いフェンスで囲まれ、死角がない
    • 出入口や駐車場内を監視する防犯カメラが設置されている
    • 出入口にチェーン式ゲートが設置され、契約者以外は侵入しにくい
  • 自宅駐車場の場合
    • 防犯カメラ、センサー付きライト、チェーン式ゲート等を設置する。
      防犯カメラ、センサー付きライト、チェーン式ゲート

特定車種の盗難被害について

 現在、千葉県では自動車盗難が多発しています。特にランドクルーザーやアルファードなどの特定車種が狙われています。盗難多発車種の保有者の皆様は、上記の防犯対策で車を守りましょう。
 自動車販売業の方など、盗難多発車種の保有者と接する機会がある皆様は、防犯対策の呼び掛けに下記チラシをご活用ください。外国の方向けに英語版もあわせてご活用ください。


【千葉県の犯罪情勢】ランドクルーザー等が狙われています(JPG形式:233KB)
【英語版】自動車盗難に注意(Beware of Car Theft)(JPG形式:117KB)

リレーアタック

 自動車盗の手口として、「リレーアタック」による被害が発生しています。
 県内での発生は判然としませんが、報道機関等で報じられているとおり、令和元年5月に愛知県内で、スマートキーから発信される電波を悪用した「リレーアタック」に使用される機器を所持していた者が逮捕され、押収した機器でレクサスの解錠、エンジンの始動の検証をした結果、いずれも可能であることが確認されています。

手口

 リレーアタックは、スマートキーを持っている人や置いてある場所に犯人が近づき、スマートキーから発信されている微弱な電波を特殊な機器を使用して、車両の側にいる共犯者に電波を増幅して中継し、車両を解錠、エンジンを始動させ窃取する手口です。

リレーアタック図

対策方法

リレーアタックは、スマートキーの電波が漏れなければ被害に遭うことはありません。

〇 スマートキーを節電モードにする。
〇 スマートキーを電波を遮断するポーチや金属缶に収納する。


などの対策をお願いします。
 なお、ポーチや金属缶の使用に当たっては、必ず、電波が確実に遮断されるかどうか、効果を確認するようお願いします。

自動車盗難対策は、物理的な対策も並行して行うことで効果が上がります。以下のような防犯対策も同時に実施するようお願いします。

〇 確実な施錠
 ・車から離れる際は、短時間であっても必ず施錠し、施錠されているかどうか確認する。
 ・会社で鍵を保管する場合は、分かりにくい場所へ保管する。

〇 窃盗犯が敷地へ入らないための対策
 ・防犯カメラや防犯灯、センサーライト、警告表示版、センサーアラームを設置する。

〇 盗難防止対策の強化
 ・盗難防止装置、GPS装置を設置する。
 ・ハンドルロック、タイヤロック等の盗難防止機器を設置する。

CANインベーダー

手口

車の配線に専用端末を直接接続し、システムに侵入してドアを解錠し、
エンジンを始動させる手口です。
                                                                 

対策

〇不審者・不審車両を見かけたらすぐに110番通報しましょう。

〇窃盗犯が敷地へ入らないための対策
・防犯カメラや防犯灯、センサーライト、警告表示版、センサーアラームを設置する。

〇盗難防止対策の強化
・盗難防止装置、GPS装置を設置する。
・ハンドルロック、タイヤロック等の盗難防止機器を設置する。
 
     
お問い合わせ
千葉県警察本部 生活安全総務課  電話番号:043-201-0110 (警察本部代表)