身近な場所が大麻の栽培工場になっています

大麻栽培の実態

 近年、大麻事犯の検挙人員は急増しており、住宅街の一戸建てやマンションの一室に大麻栽培用の設備を持込み、不正に大麻栽培を行なっている事件の摘発が相次いでいます。
 大麻は、覚醒剤のような化学合成品とは違い、高度な設備や専門知識がなくても生産できることから、私たちの身近な場所が大麻栽培工場として利用され、違法薬物の供給源となっているのです。
 


室内で干されていた大麻草(郊外の戸建て住宅)



室内で栽培されていた大麻草(団地内の一室)

こんな場所に要注意

○ 大麻草特有の臭い
  大麻草は、特有の強い臭気を持っています。家屋内で大麻栽培が行われていれば玄関の隙間や家屋の換気口などから
 大麻特有の青臭い・甘い臭いが外に漏れるため、建物の近くを通ると強い臭いがします。

○ 目張り
  大麻栽培工場では、室内に大量の電灯を設置して光量を調節しながら大麻草を育成させています。この光量調節のた
 めに外の光を遮断して暗闇を作る必要があるので、いつも雨戸や遮光カーテンなどを閉めて窓に目張りがされていま
 す。
  目張りには外の光の差し込みや大麻特有の臭いの漏れを防ぐ役割りもあります。

○ 電気・水道の使用
  大麻栽培では、大量の電灯を使用して大麻草の育成を早めたり、エアコンで室温を調節するために大量の電気を使用
 します。そのため人が生活している様子がないのに
   【電気メーターが早く回っている】
   【常にエアコンの室外機が回っている】
 などの特徴があります。

○ 人の出入り
  大麻草の育成に必要な作業をするため、
   【深夜などに人が短時間立ち寄る】
   【大量の土、肥料、電気設備、植木鉢、ダクトなどを運び込む】
   【収穫した大麻を段ボールやゴミ袋に詰めて持ち出す】
 といった特徴があります。

 
 
大麻の葉


送風機やダクト

大麻栽培に関する情報をお寄せ下さい!(警察捜査にご協力を)

 大麻栽培工場には、犯人らが頻繁に出入りし、室内で大麻を吸煙することもあります。大麻の薬理作用で興奮状態になり、周りの人々に対して危害を加える可能性もあるほか、薬物取引に関係するトラブルの発生、電気メーターからの出火などの事件事故を引き起こす危険性があります。
 もし、大麻栽培の可能性があると感じた家や部屋がありましたら、迷わず警察まで情報をお寄せください。
 

                            通報先
                             最寄りの警察署、交番、駐在所
                             又は、千葉県警察本部 薬物銃器対策課
                             電話 043-201-0110(代表)
お問い合わせ
千葉県警察本部 薬物銃器対策課  電話番号:043-201-0110 (警察本部代表)