子供のために保護者ができること

~子供を守るには、地域による見守りだけではなく、防犯教育が必要です~

1  危険に遭わないように

 日頃から、親子で防犯について話し合いましょう。
 例えば
 〇外で一人にならない
 〇110番の家のチェック、利用方法
 〇 通学路を一緒に歩く、また、通学路だけではなく仲の良いお友達の家や習い事の所までなど、子供の行動範囲も確認しましょう。
 〇よく遊んでいる公園をチェックしましょう。
   ・草木が生い茂り、死角になっているところはないか?
   ・トイレは一人では入らない
 〇防犯ブザーのチェック
   ・電池が切れていないか
   ・高学年になると持たなくなります。
    防犯ブザーは大人になっても有効です。

※子供を狙っている大人もいるが、ほとんどの大人がみんなを見守っていることも最後に伝えてください。

 女の子だけが狙われると思うのは間違いです。男の子も注意しましょう。
  特に、商業施設のトイレ内における犯罪が発生しています。

2  もしもの時は・・・

〇あぶないと思ったらすぐ逃げること。
  子供だけではありません。「あれ?この人不審者?違うかな?」何て悩んでいる間に連れさられてしまうかもしれません。
  声を掛けられた時にしっかり断ることが大切です。
〇大きな声を出しましょう。
  「キャー」とか「ワー」ではなく、「助けて-」と大きな声で叫びましょう。

3 被害に遭ってしまった時は・・・

〇あきらめずに逃げること。もうダメかも、と思わないことです。
〇被害に遭ったことをしっかり大人の人に知らせます。
    出来るだけ早く110番通報しましょう。
  学校に話してからとか、子供から話を 聞いたお母さんが「夫が帰宅してから」ではなくすぐにその場で110番通報です。

具体的な声かけ手口

不審者情報の「声かけ」等の手口には、

・優しく、
   「一緒に遊ぼう。」
   「友達になろう。」
   「かわいいね。」
などと語りかける。

・ 車のクラクションを鳴らす等して立ち止まらせ、
   「お母さん(お父さん)が呼んでるから車に乗って。」
   「家(駅)まで送ってあげるよ。」
   「乗っていかない。」
等と言ったり、
   「○○駅はどこですか。」
   「○○小学校はどこ。」
等と道案内を装って車に乗せようとする。

・  「○○あげるからおいでよ。」
   「○○してくれたら○○あげる。」
など、物で誘おうとする。

・   「○○に何かついてるよ。」
   「○○を落としたよ。」
   「手相を見てあげる。」
等と言って身体に触ろうとする。
   
・  「○○に行こうよ。」
   「どっか遊びに行かない。」
   「ちょっと来て。」
等と言って人気のない場所へ連れ込もうとする。
     
・  「名前は。」
   「学校はどこ。」
   「何年生」
等と言って個人情報を聞き出そうとする。

・  「モデルにならない。」
   「○○のカメラマンですけど。」
   「写真撮っていい。」
等と言って近づき、容姿を撮影する。

・児童の純粋な気持ちにつけ込んで
        「○○が痛いから助けて。」
        「○○を一緒に探して欲しい。」
等と傷病人などを装って連れ去りを図ろうとする。

・いきなり大声で
   「この野郎」
   「待て」
等と声をかけ、びっくりして固まった児童に近づく。

など、様々な手口があり、犯罪者は子供の気を引くために巧妙な話術を使います。
また、日本人だけではなく、外国人による声かけも発生しているため十分に気をつけてください。
 「甘い誘い」や「父母を騙る誘い」をしてくる不審な人を見つけたら防犯ブザーを鳴らす、両親や近くにいる大人に知らせるなど、絶対に誘いにのらないよう、教えておきましょう。
子供が被害に遭わないために防犯標語「いかのおすし」・「ひまわり」・「はちみつじまん」を活用しましょう。

危険から身を守るための合い言葉

















 

ちばっこ いやです・だめです・いきません

子供の安全対策動画

塗り絵(PDF形式:618KB)

保護者の皆様へ

子供達の周りには、多くの危険が潜んでいます。

子供達を事件や事故の被害から守るためには、地域の大人達による保護に加え、子供達自身が、

自分の身を自分自身で守る

方法を知り、それを身につけていくことが必要です。日頃から次のような点に注意してお子さんと接してください。

  • 子供の行動を日頃から把握し、子供の変化を見逃さない。
  • 親子で通学路等の危険な場所をチェックするとともに、危険な場所について教えておく。
  • 何かあっ時に逃げ込める「子供110番の家」等の所在地や利用方法等を教えておく
  • 万が一、被害に遭った場合に親に訴えやすいように、日頃からコミュニケーションを図っておく。
  • 必要に応じて防犯ブザー、ホイッスル、GPS機能付き携帯電話などの防犯器具を持たせる。

(注意)警察では、小学校低学年対象「5つの約束」のぬり絵を作成しましたのでご活用ください。

いかのおすしぬりえ(PDF形式:572KB)

防犯テキスト活用

警察では、子どもたちをはじめ、保護者の皆さま、学校関係者、地域住民の方々を対象とした防犯テキストを作成しました。

子ども防犯テキスト「みんなで気をつけようね」(PDF形式:3MB)

子供、女性の被害防止や防犯ボランティアの活動に関する啓発動画
子供・女性の被害防止、防犯ボランティアの活動促進(警察庁ウェブサイト)外部サイトを新しいウィンドウで開きます

 

お問い合わせ
千葉県警察本部 生活安全総務課  電話番号:043-201-0110 (警察本部代表)