「空き巣」の防犯対策
空き巣の防犯対策
分析結果を踏まえて、次の4つの対策を「我が家」に取り入れていただければ、防犯の効果が高まります。
1 我が家を強くしよう
窓対策
- ガラス部分は、防犯ガラスに替えるか、防犯フィルムを貼る

(注意)1ミル=0.0254mm(30ミル=0.762mm、60ミル=1.524mm、90ミル=2.286mm)

防犯性能が低いガラス
警察庁では、ガラスの種類ごとにバールによる打ち破り実験を行い、この映像を警察庁ホームページ「ガラスの防犯性能について」で公開していますので、ご覧ください。
- サッシ部分には、補助錠(二つ目の鍵)を取り付ける
(クレセント錠は、鍵付きクレセントが有効)

鍵付きクレセント

補助錠
- 窓ガラスに警報音などの大きな音を出すようなセンサーアラームを取り付け犯行を諦めさせる


- 面格子がある窓は、面格子の取り付けネジを六角ネジに替えて簡単に面格子が取り外せないようにする
- シャッターや雨戸がある「我が家」であれば外出するときは必ず閉める
玄関ドアや勝手口ドアの対策
- ドリルなどで破壊されにくい材質のドアにする
- 補助錠又は同じ鍵でもよいから二つの鍵をかける


- ガードプレート等を取り付け、バール等によりこじ開けられない構造にする
- サムターン防止用カバーを取り付ける

ガードプレート

サムターンカバー
- ドアチェーン、ドアスコープを取り付け、ドアを開けずに来客を確認できるようにする
(侵入強盗対策として有効です)

ドアチェーン

ドアスコープ
- 鍵はピッキングに強いディンプルキー等にする

2 我が家に不審者が近づけないようにしよう
敷地内に入りにくくする
- 人が敷地内に侵入したら音が出るよう玉砂利を敷く
- センサーライトの設置、防犯カメラの設置(目立つように取り付ける)

センサーライト

防犯カメラ
窓などの侵入口に近づけないようにする
- 2階への足場(物置やエアコンの室外機)を作らない
- 雨樋(あまどい)が2階ベランダへの足場となっている構造の場合は、雨樋からベランダへ入れない工作物を設置する

- 躾のしっかりした「知らない人へ吠える犬」を飼うことも一つの方法である
3 周囲からの見通しをよくしよう
植栽の剪定
- 植木は低くし、枝は透いて、道路から侵入口となり易い窓や勝手口等が見えるようにする(死角を作らない)


防犯灯の設置
- 夜間の見通しをよくするため、照明を取り付ける

電柱共架式防犯灯

独立柱式防犯灯
4 ご近所で助け合おう
自治会単位では
- 防犯パトロール隊を結成して、パトロールの姿を不審者に見せる(泥棒は「この地域はやりにくい」と思いとどまる)
- 一戸一灯運動(一軒一軒のお宅で一つの門灯を点ければ、地域全体が明るくなる)
- あいさつ運動(ご近所同士が顔見知りになり、知らない人が来ると見分けがつく又、泥棒は声をかけられると思いとどまる)
お隣さんとは
- 2日以上の長期間の留守は声を掛け合う
- 留守中に来客があったら声をかけてもらうよう依頼してお互いに来客には声をかけあう
- 参考図書
- (財団法人)都市防犯研究センター JUSURIリポート第29・30号 平成17年3月発行
- (一般社団法人)日本防犯設備協会「ホームセキュリティガイド」 平成17年10月発行
お問い合わせ |
千葉県警察本部 生活安全総務課 電話番号:043-201-0110 (警察本部代表) |