ネットリテラシーの基本
インターネットの情報は、正しいものばかりではなく、嘘や間違い等も多いため、情報の真偽を判断する能力が必要です。
ネットリテラシーとは、インターネット・リテラシーを短縮した言葉で、インターネットの情報や事象を正しく理解し、それを適切に判断、運用できる能力を意味します。
インターネット上におけるトラブルに巻き込まれないように、次のことに注意してください。
1 ネットは世界中の人が見ている
TwitterのようなSNSでは、基本的にその発言が全世界に公開されています。一方、友達登録が前提となるLINEをはじめとするSNSは、一般的に仲間同士の内輪話のように思われていますが、思わぬところからその発言や写真が外に出てしまうこともあるので注意が必要です。
2 ネットの情報を鵜呑みにしない
SNS等に書き込まれた情報は、その真偽を誰も保証してくれません。例えば、今ネットでやり取りをしている相手が男なのか女なのか、歳はいくつなのかなど、私たちにそれを確かめる方法はありません。そのため、不用意にネット上で知り合った相手と会うことは、何らかのトラブルに巻き込まれるおそれがあり危険です。
3 面と向かって言えないことはネットでも言わない
ネットでの発言は相手の顔が見えないので、ひどい言葉を抵抗感なく使ってしまいがちです。これは相手も同じであり、ひどい言葉を使うと、さらにひどい言葉が返ってきて、その罵り合いが泥沼のような応酬に発展することがあります。
4 ネットに一度出たものを全て回収することは不可能
ネットに掲載された発言や写真は、それを閲覧した人が自由にコピーできます。そのため、なにか問題があったときに元の発言等を消したところで、ネット上には無数にコピーが存在していると考えるべきであり、これらをすべて消し去ることは実質的に不可能です。
5 ネットでおこなったことは通信事業者に記録が残っている
自分ではこっそり行動しているつもりでも、電話会社には契約したユーザーがネット上でおこなった行動が通信記録という形で残されています。犯罪予告などをした人が警察に逮捕されてしまうのはそのためです。つまり「ネットは決して匿名ではない」ということを理解しましょう。
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