交番の一日その2

JR千葉駅のすぐ近く、通称「ふくろう交番」には、毎日多くの人が立ち寄り、色々な事件や相談事が飛び込んできます。

ここで勤務する仲間は、全員で入れ替わり立ち代りで対応しています。

ここでの勤務も先程の交番と同じように、巡回連絡などの地域実態の把握や、地理教示、拾得・遺失物の処理といった、来訪者への対応が主な仕事です。

ただ、大きく違うのは、この交番の管轄には大きな繁華街があり、そのため犯罪の発生件数も比較的多いということ。

だから、深夜でも事件があれば、すぐにでも駆け付ける体制を作っています。

でも、なにより大切なのが、事件や事故を未然に防ぐ、あるいは犯罪が起こりにくい環境をいかに作るかということ。

そのためには、管轄地域の警らや職務質問、立番といった街頭活動が重要になります。

先輩との職務質問で、初めて自転車盗の犯人を検挙したときは興奮しました。

パトロールをしているときなどは、住民の方々の期待を感じるとともに職責の重さを痛感します。

それだけに、犯人を検挙できないときは、非常に悔しいと思います。

いま、増え続けると同時に、凶悪化、複雑化する犯罪に対し、その発生を抑止し、地域の住民の方々が、安心して暮らせるようにする警察官の仕事を、私は、とてもやりがいのある、そして、誇りある仕事だと思っています。