令和6年上半期における交通人身事故の発生状況について
【令和6年上半期の交通人身事故概要】(資料1)
・ 交通人身事故件数:5,973件(前年比-438件)
・ 死者数:72人(同+15人)【内訳:子供1人、若者3人、その他35人、高齢者33人】
・ 負傷者数:7,038人(同-601人) うち重傷者数:703人(同-1人)
[主な特徴]
・ 四輪乗車中死者が27人で約4割(37.5%)を占めており、このうち高齢者が17人で約6割(63.0%)を占めている。また、事故類型別では、単独と正面衝突で約9割(85.2%)を占めている。(資料1,5)
・ 死者数のうち、その他の年代が35人で約5割(48.6%)を占めている。(資料1)
・ 65歳未満の歩行中死者・重傷者は、前年同期と比べて約2割(23.5%)増加しており、このうち夜間の飲酒ありの構成率が高い。また、事故類型別では、横断歩道横断中が最も多いほか、路上横臥の増加が目立つ。(資料2)
・ 75歳以上の運転者による死亡・重傷事故の人的要因は、75歳未満と比較して操作不適が多く、その中でもブレーキとアクセルの踏み間違いの占める割合が高い。(資料3-2)
・ 自転車乗用中死傷者のヘルメット着用率は16.0%で、昨年同期(13.0%)と比較して増加している。(資料4-1)
・ 自転車が関係する死亡・重傷事故のうち、出会い頭が約5割(49.0%)と多い。(資料4-2)
・ 飲酒運転による交通人身事故は67件(前年比+10件)で、このうち死亡事故は2件(同-2件)であった。(資料6-1)
※飲酒運転詳細分析(資料6-2)
・ 飲酒先は、飲食店が全体の約6割(55.2%)を占めている。
・ 飲酒終了から運転開始までの経過時間のうち、1時間以上経過後での運転開始が約7割(71.6%)を占めている。
・ 運転開始場所は、コインパーキングと飲食店駐車場で約5割(46.3%)を占めている。
注1:「死亡」とは、交通事故発生から24時間以内に当事者が亡くなった事故をいう。
2:「重傷者」とは、交通事故により負傷したものであって、1か月(30日)以上の治療を要する者をいう(医師の診断を基準としている。)。
3:「子供」とは、中学生までの者、「若者」とは、15歳以上24歳以下(中学生を除く。)の者、「その他」とは、25歳以上64歳以下の者、「高齢者」とは、65歳以上の者をいう。
4:「飲酒運転による人身事故」とは、原付以上の運転者(自動車、自動二輪車及び原動機付自転車)が飲酒運転で第1当事者となった死傷事故をいう。
5:数値は、単位未満で四捨五入してあるため、合計等が内訳の数値と一致しない場合がある。
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